【親子の再会支援】特別養護老人ホームで過ごす娘さんと90歳の母の想い
半年ぶりの再会、新横浜の特養にて
本日は、お客様と一緒に**新横浜の特別養護老人ホーム(特養)**を訪問しました。
そこには、障害をお持ちの娘さんが入所されており、半年ぶりの親子の再会となりました。
面会時間は短かったものの、好きな食べ物を一緒に召し上がりながらの会話に、穏やかな時間が流れていました。
入所までの葛藤と、特養で見えた穏やかな変化
娘さんは以前、特養での食事を拒むようになり一時入院。お母様とお見舞いに伺ったのが最後の面会でした。
今回再びお会いしてみると、顔色も良く、食欲も旺盛。とても安心できるご様子でした。
以前は、母親の話しかけに対してぶっきらぼうだったり、大声を出してしまったりと、在宅での生活にはストレスが大きく見受けられました。
しかし、特養ではその姿が一変。表情も穏やかで、親子の会話もゆったりとした雰囲気に。
これは、母親の体調悪化を機に、在宅介護から特養入所に切り替えたことが、結果的にお互いにとって良い方向に働いたのだと感じます。

在宅が必ずしも「最善」とは限らない
在宅で過ごすことを希望する方は多いものですが、それが常に最善とは限りません。
お母様は90歳を超えてもなお、娘さんの世話を懸命に続けてこられました。
その姿は献身的でしたが、やはり限界もあり、介護される側も精神的に不安定になってしまっていたのかもしれません。
今回の訪問を通じて、「離れて暮らすことが、親子関係を保つうえで必要な選択だったのかもしれない」と感じました。
今後も定期訪問で“安心”を届けたい
とはいえ、お母様は今も「娘が気がかりで、前日は眠れなかった」とおっしゃるほど心配されています。
これからは毎月一緒に訪問し、娘さんの姿を見て安心していただくこと。
そして、施設の良いところ、スタッフの温かい対応を少しずつお伝えして、お母様の不安を和らげていくことが、私たちの役割だと思っています。