「化粧品を見たい」そのひと言から始まった買い物支援

テスターを前に、表情がパッと明るく

買い物支援の一環として、ご利用者と一緒に化粧品売り場へ足を運びました。
「化粧品を見たい」とリクエストをいただき、売り場に到着すると、目を輝かせながらテスターを次々と試される姿に、こちらまで嬉しくなりました。
私は化粧品の知識がないので、選び方はミカさんにお任せ。お客様との会話も自然と弾み、買い物という時間が豊かなコミュニケーションの場になりました。

シールズでは2人1組でのサービスとなりますので、化粧品などの買い物でも女性が同行していると安心されると思います

爪やメイクを楽しむ方、実は多いんです

最近は「介護美容」の分野が注目を集め、専門スクールも盛況と聞きます。
実際、当事業所のお客様でもネイルやメイクを楽しんでいる方は少なくありません。
「お孫さんに爪を塗ってもらった」
「デイサービスでメイクしてもらった」
そんなエピソードを嬉しそうに話される姿を見ると、見た目のケアが心に与える影響の大きさを実感します。

数字では測れない「生活のハリ」も大切に

科学的介護の視点では、「自己肯定感の向上」や「生活のハリ」といった効果は、数字として表れにくいため評価が難しい面もあります。
ですが、たとえば「メイクをするようになって外出の頻度が上がった」といった変化は、介護の成果としてもわかりやすく、非常に意義のあることだと感じます。
見た目を整えることで、心まで元気になる。そんな支援が、これからもっと広がってほしいと願っています。